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上田氏はこの著書の中で、星占いとしての占星術ではなく、芸術(特に音楽)を理解するための一方法論としての占星術を紹介しています。 私自身も、クラシック音楽の世界で有名なオペラの作曲者たち(モーツアルト、ワグナー、ヴェルディなど)は何故かみんな風の星座の人ばっかりだなあ、と漠然と考えていましたが、上田氏の出発点もそこだったようです。 それについて驚きの持論が展開されており、読んでみてしばし呆然。
例えば、同じ水瓶座でも、月が射手座にあるモーツアルトが、外の世界に一気に飛び出していくかのような爽快な旋律を書いたのに対して、月が魚座にあるシューベルトは、自分の心の中へ深く深く沈んでいくかのような曲が際立っています。 もちろんこれはどちらの芸術がよりすぐれているか、ということとは関係ありません。 上田氏の主張もそこにあります。 さらに太陽も月も射手座にあるベートーベンは、より男性性の強い音楽(攻撃的?)になり、月が射手座でも、太陽が牡牛座にあるブラームスは、射手座のスピード感を、ロマンチックな何かが押しとどめているかのような音楽になるーetc.etc.
読んでいくうちに本当にそうだなあ、と思わずはまり込んでしまう本です。 考察が細かくて情報量がやたら多い(著者が双子座だからか?)ので、単なる星占いを期待する人からは敬遠されてしまいそうな本ですが、本当に一読の価値ありです。
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